おこしもん  (おこしもの)

愛知県では、ひな祭りが近づくと、昔は、「おこしもん」を
各家庭で作りました。正しくは、「おこしもの」というようですが、
普通に、少しなまって「おこしもん」と呼びます。

今では、あまり作らなくなって、スーパーへ行くと真空パックで
5個入りが298円ぐらいで売られています。
先日、学生時代の友人がお料理を習っている先生にいただいた
お裾分けを届けてくれました。

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作り方は簡単です。(ウィキペディアよりコピーです)

♪「おこしもの」は、愛知県で桃の節句に供えられる和菓子の一種。
「おこしもん」や「おしもん」、「おこしもち」、「おしもち」とも呼ばれる。

熱湯でこねた米粉を鯛や扇などの木型に入れて成型し、
蒸し器で蒸しあげた後に食紅、食用着色料(黄色、緑、ほか)で着色する。
(色生地を別に作っておき、成型時に白生地と一緒に詰め込む調理法もある)。
蒸したてのものや餅のように焼いたものを、砂糖醤油などをつけていただく。
語源については諸説あり、木型から起こすから、木型に押し付けるからなどといわれている。♪

実家には、おこしもんの木型がたくさんありました。

http://www.tenhodo.co.jp/archives/oshimon01.jpg

大きいのは、鯛、宝船。2~3cmぐらいの厚みのある板に
きれいに形が彫られていて、そこにこねた米粉を詰め、表面を平らにして
型を斜め下向きにして、台の上でコンとやると、型から出てきます。

中から小の物には、松、梅の花、のし、扇などおめでたい図案の型がありました。
型ができると、「せいろ」という蒸し器に並べ、蒸します。
火が通ると、台の上にどんどん並べていき、上に食紅などを水で溶かしたので
ちょんちょんと色を付けます。少し冷めると食べることができます。

時間がたつと固くなるので、
私が子供の頃は、電子レンジがなかったので、瓶に入れ、水に浸しておいて
食べる分だけを蒸したり、七輪で焼いたりして味付けした食べたものです。
醤油か砂糖醤油のほか、黄粉をつけて食べたこともありました。

今日の3時のおやつとして食べました。昔懐かしい味です。
添加物は一切入っていないので、安全です。
ただ、市販の物は保存料が入っているかも知れません。

実家では、これと同じ頃には、お餅をついて、菱形に切り、菱餅も
お雛様にお供えしました。
当時は月遅れの4月にひな祭りをしていたので、3月下旬、春休みの暖かい日に
田んぼへ行き、ヨモギを摘んできて、よもぎ餅もつきました。

白い餅は、菱形に切ってから、切り口に食紅、色粉の黄色を塗ります。
緑は塗らないで、よもぎ餅を間に入れます。
よもぎ餅といっても、丸めるのではなく、のし餅にしてから木の菱形をのせて
切っていきました。こういう仕事は大人がやり、子供は、色つけの担当でした。

父の姉が名古屋に嫁いでいたので、毎年、菱餅とおこしもんをたくさん
持って行ったことを思い出しました。
ほかの地方にはない独特の食べ物のようです。

安城に嫁いでから驚いたのは、この時期になると、「いがまんじゅう」
というお饅頭があることです。私の実家は、尾張ですが、そう遠くはありません。
でも、尾張には「いがまんじゅう」を見たことも聞いたこともなかったです。
距離は関係なく、食文化の違いを感じました。
コレについては、また後日にします。

今日のおまけは、沈丁花(じんちょうげ)です。
随分前からつぼみが膨らんでいましたが、ここ2・3日の春のような
陽気につられて、やっと咲き始めました。

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この記事へのコメント

2014年03月01日 18:53
「おこしもん」は初めて知りました。
ひな祭りのお供えと言えば、関東は赤白緑の菱餅とひなあられが一般的です。
日本は狭いようですが、食文化は多彩ですね。
yoshi
2014年03月01日 20:06
所変われば品変わるとか。
ひな祭りのお供えでしょうかね。
菱餅、あられはよく聞きますが・・・・。
可愛いですね。食べてみたいです。
内裏雛まつり、開かれてましたので、撮してきました。
お暇なら、ご覧ください。
花も咲き始めています。
2014年03月01日 20:28
おこしもん」隣の県なのに初めて聞きます。菱餅の変形でしょうか。可愛いお菓子ですね。近くの県でも食文化は違うのですね。
ジンチョウゲ、咲きだしましたね。いい香りが漂って来ますね。
2014年03月01日 21:54
今晩は。
「おこしもん」は最初は「あわおこし」の事かしらと思いましたが熱湯で捏ねた米粉を成して蒸したものなんですね。私は時々米粉でお団子を作りお汁粉に入れていただきますので食感はわかります^^。色をつけたりこんなに可愛く成型して華やいだものは初めて見ました。地方地方独特の食文化が楽しいですね。伊賀餅はお伊勢さんにお参りした時にお店でよく見かけるお餅のことですか。お餅の上に色の着いたお米粒が乗ってあるものですが・・・。
さくらいろ
2014年03月02日 00:09
3月になりましたが、春めいてきたかと思うと寒さが戻ったり
春はすぐにはやってきませんね。
「おこしもん」懐かしいです。
名古屋に住んでいた時に、地元の人が木の型を見せてくれました。
その時に初めて知りました。
各地で違った食文化があるのは、面白いです。
そして、すぐ近くでも地域性があるのですね。
いろいろな発見があるものです。

りりい
2014年03月02日 11:07
長さん、こんにちは。
今ではスーパーへ行けば、ひなあられも売っているので、それをお供えするのが1番簡単です。
おこしもんは、久しぶりに食べました。私に届けてくれた友人は、実家へ行って、向こうの家族で集まって27日に作ると言っていました。
みんなで集まって作るのも楽しいです。
りりい
2014年03月02日 11:11
yoshiさん、こんにちは。
お近くなら、おこしもんをぜひご賞味いただきたいぐらいです。
米粉を熱湯でこねるだけなので、材料は大変シンプル。
家族集まって、好きな木型に詰めて、コン!です。
でも、大きい型や、掘りが薄めの型は、おこすときに、真ん中でちぎれてしまうこともあるので、子供はもっぱら小さい型で作りました。懐かしい思い出がよみがえってきます。
りりい
2014年03月02日 11:14
ekoさん、こんにちは。
「おこしもん」愛知県だけなのでしょうね、きっと。
もしかしたら、木曽川を境に、岐阜県には広がっていかなかったのでしょうか。
言葉も岐阜の人は、少し関西弁のイントネーションがありますから。
静岡は?
一度、浜松にいる友人に確かめてみようと思います。
りりい
2014年03月02日 11:16
のろばあさん、こんにちは。
伊賀には伊賀餅というのは聞いたことがあります。
三河の「いがまんじゅう」の「いが」は、饅頭の上に餅米に色が付いていて、それを栗の「いが」に見立てて・・・と聞いたことがあります。
今度買ってきたら、アップします。
でも、やはり一緒かも知れません。
りりい
2014年03月02日 11:19
さくらいろさん、こんにちは。
名古屋の食文化も体験していらっしゃったんですね。
うれしくなります。
私はずっと仕事が忙しかったので、嫁いできてからは、おこしもんを作ったことがありません。
子供の頃に家族で作った思い出、部屋いっぱいに並べてあった光景などが鮮明によみがえってきます。(年齢のセイかしら?)
2014年03月02日 18:37
『おこしもん』春らしくて可愛いです
雛祭り、幼いころの想い出も蘇ります❤❤❤
沈丁花も咲いたのですね綺麗~~~
福岡では結婚式で鯛や松竹梅の練り物を頂きました。
可愛くて食べるも勿体無いようですねヽ(^。^)ノ
各地の食文化が分るのは嬉しいです
りりい
2014年03月02日 20:53
eisuiさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
おこしもんのことで、皆様から食文化についていろいろな感想をいただき、嬉しい限りです。
鯛や松竹梅の練り物とは、かまぼこの一種でしょうか?
私の若い頃の結婚式には、鯛や松竹梅などの縁起物の形の砂糖の詰め合わせをお客様への記念品につけました。ピンクや黄緑、水色などの色が砂糖の入ったビニールについていて、結構きれいでした。
昔は「名古屋花嫁物語」と言われたように、とても派手な結婚式で、記念品もそれは豪華だったんです。
今は、皆さんが質素になりました。余分なことにはお金をかけない時代になりました。
2014年03月08日 22:49
こんばんは
興味深い内容でした。「これ、おしもんやわ」と言うミックンママ。京都の生まれで、小さい時からあったそうです。所によりいい方が面白いですね。また、父方の長崎では、桃カステラという、桃の形をしたカステラを供えます。地方の独自性が出ていていいですね。mた、おまけの沈丁花、こちらでも、このごろやっと、花びらが紅く染まりはじめました。
りりい
2014年03月10日 08:35
ミックンさん、おはようございます。
えー!ミックンママさん、「おこしもん」をご存じでしたか!?
びっくりです。
愛知県以外の人で、おこしもんを知っている方に初めて出会いました。(?)
ブログってすごいですね。
京都でも「おこしもん」があるということなんですよね。
ネットで見ると。愛知県で・・・と書いてあるけれど、もっと
突き詰めて調べてみたくなってきました
コメントをありがとうございました。

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